施工事例

陸上ブロワー1

【修理に至る経緯】
過電流によるサーマルトリップ。

【この現場での使用目的】
セメント工場による粉粒体の空気輸送

【点検】
現場にて点検、ブロワー本体がロックしており回転不能状態であった。本体を分解しながら原因を検索、ローターに固形物が付着し必要クリアランスをキープする事ができない状態であった。その為ローター同士が接触し、回転不能になった。
この現場は粉体輸送に使用しており微量ではあるが、輸送している粉末が入り込み、徐々に付着していったと思われる。

【処置】
全て分解し各部清掃、洗浄。  
消耗部品を交換し組立。
クリアランスがメーカー規定寸法と比べ問題でないかを確認し調整。
試運転を実施して自主検査。
電流値、絶縁値、使用圧力、安全弁調整など。
必要に応じて温度測定、振動測定、騒音測定等も確認します。

【備考】
粉体輸送に使用しているブロワーは工場の生産ラインに直結する使用方法が多く、運転できなくなるとラインがストップしてしまうなど大変重要な役割を果たしている。
定期的な修理期間を設けて計画的整備を実施する事を推奨します。

カテゴリ: 機械工事ブロワー
UPDATE: 2018.08.27