施工事例

陸上ブロワー2
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【修理に至る経緯】
運転時にゴロゴロと異音がする。

【この現場での使用目的】
下水処理施設内にある脱窒素槽を攪拌する為のブロワー。

【点検】
運転時に異音がするので点検、ブロワーの主軸プーリー側より音がする様に聞こえた。分解しないと詳細が解らないので分解。
やはり主軸プーリー側の軸受(ベアリング)及びシャフト(軸)と軸受が接する部分が磨耗(金属が削られている)しており、本来ならば密着するはずの箇所に隙間ができてしまい、異常音を発生 させる原因となっていた。 他にも異常が無いかを合わせて点検。他の部品には影響はありませんでした。

【処置】
磨耗したシャフトを弊社協力会社の鉄工所へ持って行き溶射加工(磨耗した箇所へ金属を吹き付けて精製)を依頼。加工するのに数日を要する為、その現場は一時的にストップしてしまう事をお客様に了解していただき、後日消耗部品と共に加工済みのシャフトで組立。クリアランスがメーカー規定寸法と比べ問題でないかを確認し組立調整。試運転を実施して自主検査。(電流値、絶縁値、使用圧力、安全弁調整など。)必要に応じて温度測定、振動測定、騒音測定等も確認します。

【備考】
今回の現場で故障を引き起こした要因は、通常運転時に機械その物の仕様圧力をオーバーして運転していた為と思われる。 その為、本体に負担がかかり軸受自体に熱・鮖・燭伺紡察それだけに留まらずにシャフトも磨耗してしまった。現状の運転状態(日々運転条件は変わると仮定し)や機器本体の能力等を把握しておく事が大事である。

カテゴリ: 機械工事ブロワー
UPDATE: 2018.08.27