自家発電機
【工事概要】
雨水排水ポンプ場の停電対策で非常用発電機を据付ました。今回は通常の発電機に自動始動盤がついたタイプのものを取付ました。通常は停電⇒自動始動盤検知⇒発電機始動⇒切り替え⇒ポンプ始動となりますが、今回は始動盤のバックアップとして、発電機⇒制御盤を直接つなぎナイフスイッチを間に設けて通常の発電機としても使用出来るようにしました。
【施工要領】
①綿密な測量を行いました。
②今回の施工の障害が大きく3点
・盤を移設した先で、移設制御盤が妨げとなり、開閉器盤が全開しない。
・ガードパイプが架台設置箇所に干渉する。
・自動始動盤が誘導雷等で壊れた場合バックアップ機能が無い。
③各々の問題点を解消するために必要な準備と調整をおこないます。特に架台はどぶ付けなのでどこで逃げの部分を取っておくかに気を使いました。
④既設制御盤のスペースを活用して、バックアップ回路を作り、試運転（シーケンスチェック）を行い良好。
⑤満潮時を狙って実負荷運転を行い動作良好で作業を終了しました。
【備考】
いろいろな制御回路を見て毎回勉強になります。気がつけばブラックボックスだった盤内を触るのが怖くなくなっているから恐ろしいです。