施工事例

水中エアレータ
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【修理に至る経緯】
計画的なオーバーホール。

【この現場での使用目的】
下水処理施設内の水中ばっ気装置。ブロワより送り込んだ空気を微細化し、酸素を液中に溶解させながら、槽内のばっ気と撹拌を行います。

【点検】
特に異常な症状はないが、ベアリング(軸を正確かつ滑らかに回転させるために使用される部品)やシール部品(機械の内部を外部へ直接触れないように密封する物。
オイルシール、メカニカルシール、Oリング等)は消耗部品であり、機械の運転時間や経年による劣化により必ず消耗するものである。
その為、計画的に整備をする事は、突然の故障や能力の低下を防ぐ手段でもあり、且つ機械を長期にわたり使用できる方法の一つです。
今回のオーバーホールもそういった目的で実施されたひとつでした。
分解後、各部を清掃、洗浄し目視等で他に異常が無いかを確認。
予定されたとおりの整備で問題ない事を事前に確認しました。

【処置】
今回は現場にて整備作業実施。交換部品を使用して組立調整。
真空テスト機にて気密テスト(本体に外部へと通じる隙間がないかを確認するテスト)を実施。組立完成後、タールエポキシ樹脂にて塗装。取り付けて、試運転。実運転による自主検査。(電流値、運転音、吐出圧力、送出流量など)

【備考】
エアーレータは水の中に直接投入し撹拌する物で機器本体に電動機(モーター)が直接入っている。水槽内部から撹拌する事ができる。
そのため故障要因で一番多いのは漏電による故障である。定期的に電流値や絶縁値を測定し数値の動向を監視する事が重要である。

UPDATE: 2018.08.27