大型縦軸ポンプ
【工事概要】
某ポンプメーカーの下請けで口径1000mmの縦軸ポンプ（約12ｔ）の据付工事を行いました。
【施工手順】
１ 建物内に墨出しを行い、機器の正確な位置・高さを導き出します。
２ ポンプ基礎を打設し、機器の基礎となるベース部分を取り付け精密レベルで1/100mmまで正確にレベルを導き出します。
３ ポンプを各パーツ毎建物内に搬入し、組み立てる準備をします。
４ ポンプ主軸と減速機主軸、減速機主軸とモーター主軸の芯出し作業を行いながら、組上げます。各軸芯が出ていないと、モーターの力がポンプ主軸先端のインペラ（羽車）に伝達するまでに多くのエネルギーを無駄にするばかりか、機器の早期劣化・故障に繋がります。
５ 保守・点検用の歩廊を仕上げます。このときはアーク溶接で仕上げました。
６ 締め切り試運転・総合試運転を行い異常の有無を確認して
完了としました。
【備考】
ベース部のレベル出しについては、その日の気温もチェックし、膨張・収縮による、影響も考慮に入れて慎重に行いました。また芯出しについては大型機器特有の癖があり、いつもより手間がかかりました。
施工時にメンテナンスの要領を皆で考えるのも我社の特徴の一つです。
重量物の搬入については当社協力会社と共同で行いました。加藤さんありがとう。